起動してみる
起動してみると本当にWindows 7です。
デバイスマネージャーを開いてGPUを確認してみたところ、「NVIDIA GRID K160Q」でした。GRIDという仮想向けGPUのようですね。K160Qは2013年モデルのKeplerアーキテクチャを搭載しているようです。
CPUは Intel Xeon E5-2630 v3でした。2年前のものですね。
回線スピードは26MB/s と、なかなかだと思います。ちなみに大好きなオーバーウォッチを立ち上げてみたところエピック設定で10fpsしか出ませんでした。たぶんこのマシンモデルはゲーム向きではないようです…。現在は申し込めない「GPU+」モデルがゲーミングにも使えるマシンになるのだと思われます。
ベンチをしてみる
皆さん大好きCINEBENCHの時間です。早速走らせてみました。
結果は表にしておきます。
OpenGL | 29.04fps |
CPU | 570 cb |
参考程度に私の現在のメインPCの結果もあげておきます。
CPUはi7-6700K OC(4.4GHz)、GPUはGTX 1080 8GBです。
OpenGL | 114.83fps |
CPU | 715 cb |
私のメインマシンは、CPUやGPUは最新のモノを積んでいますが、さすがにこういったサーバのスペックには勝てないだろうと思っていましたが余裕勝ちしてしまいました。特にGPUに至っては圧倒的な性能差を誇っています。ちょっと今回の比較としては申し訳ない結果になってしまいました。
リモートのように使ってみてのパフォーマンス
こういったサービスで重要なのはレスポンスです。クラウドにコンピュータを構築するのであれば実マシンのようなレスポンスでなければいけません。
実際に使ってみましたが、実マシンのようなレスポンスにはまだ少し遠い感じがします。回線スピードにもよるかもしれませんが、ちょっと映像が詰まる瞬間などがありました。
画質設定を落としてみても同じだったので、もう少し最適化されれば理想的なレスポンスが獲られると思います。
最後に
最近一般開放されたと思われる「Paperspace」。リモートを使ったことがある方であればおそらく気にするであろうレスポンスを私も気にしていましたが、案の定ちょっとまだ実マシンのように使えるかというとまだまだかなという印象です。また月額制という料金でみても少々高いようにも感じます。これだったら私は実マシンを購入してしまったほうが良いと思います。たとえば短時間に高スペックマシンが必要な場合などにこのサービスはもってこいかもしれません。
まだまだ今後に期待できそうなサービスなので、今はまだ解放されていない「GPU+」が出てきたらまた試してみようと思います。