こんにちは、風船(@fusen_niconico)です。
かなり前にiMacで疑似Fusion Drive化した投稿を出しました。このときは外付けのSSDと内臓HDDをフルに利用することを前提に構築したのですが、後にBootCampを共存させたくなりました。調べてみるとそういった構成もできるとのことだったのでサイトを参考にしながら試してみました。
参考にしたサイトについては、記事下部のviaからご確認ください。
方法自体は参考サイトそのままなのですが、当サイトでは画像を交えて紹介したいと思います。
詳しく読みたい方は参考サイトをお読みください。確認なども詳しく載っています。
基本的な操作方法は以前書いたページとほぼ同じです。なお、これからの作業は全て自己責任でお願い致します。万が一失敗してデータが飛んだ、故障したなどの不具合が発生しても管理人:風船は一切責任を負いかねます。
今回の投稿では、内蔵HDDをフルに利用、外付けSSDをパーティションで区切りMac OS用とBootCamp用とします。通常のFusion DriveではHDDにBootCamp領域を確保しますが、この方法を利用することで高速なSSD部分にBootCamp領域を確保して共存させることが可能です。
Mac OSのインストーラのターミナルで作業
まずはUSBメモリなどの外部メディアに書き込んだMac OSのインストーラを立ち上げます。(リカバリーモードでもOKだと思います)
コマンド作業開始
起動できたらターミナルを立ち上げます。
まずはディスク番号を確認するため
diskutil list
と打ち込みます。
今回はHDDがdisk0、SSDがdisk1となっています。ここは各自で置き換えてください。
パーティションを区切る(重要)
ここからが以前の投稿と違う部分です。
今回、SSDを区切ってMac OS用とBootCamp用に分けます。
diskutil partitionDisk diskX 2 GPT jhfs+ “お好きな名前” お好みのサイズ fat32 “お好きな名前” 残りのサイズ (Xは環境に応じた数字)
diskXの後の数字はパーティションの数です。ここのパーティションの区切りが重要ですので必ず行ってください。
たとえば、disk1で最大容量480.1GでMac OS用に120.1GB、BootCamp用に360G残したい場合
diskutil partitionDisk disk1 2 GPT jhfs+ “Macintosh HD” 120.1G fat32 WIN7 360G
になります。
できたらコマンドを実行します。
このようになれば完了です。ここでOS X用に区切った部分のIDENTIFIERを忘れないようにしてください。後ほど使います。
Fusion Driveを作る
論理ボリュームグループを作る(最も重要)
それでは準備が整ったのでFusion Driveを作っていきます。ここからは前回と(ほぼ)同じです。ですが、ここで指定するドライブ番号などを間違えると前回と同じようにフルでディスクを使うFusion Driveになってしまいますので注意して行います。
diskutil cs create “お好きな名前” diskX diskXsX (Xは環境に応じた数字)
と入力してください。ディスク番号のみの指定(diskX)でディスクをフルに利用、パーティション番号まで入れる(diskXsX)ことでそのパーティションだけを利用するようになります。
入力できたらコマンドを実行してください。
無事作成されてUUIDが表示されれば成功です。このUUIDは後ほど利用しますのでコピーしておいてください。
パーティションを作る
それでは論理ボリューム、Fusion Driveを作ります。
diskutil cs createVolume UUID jhfs+ “お好きな名前” 100%
このコマンドを実行してください。基本的に使用率は100%で良いと思います。
実行後にFinished ~となったら成功です。これでFusion DriveとBootCampを共存させる環境ができあがりました。
確認する
Mac OS用のドライブを見てみて、SSDまたはHDDが全て利用されていない状態のドライブができていれば成功です。
OS XとWindowsをインストールする
後は通常通りMac OSをインストールしてください。
独自作成な上に、私の環境は外付けSSDのためBootCampアシスタントは利用できませんので手動でWindowsはインストールしました。
長い記事になりましたが、以上で完了です。お疲れ様でした。
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