こんにちは、風船(@fusen_niconico)です。
去年の11月にiMacからWindowsマシンに環境を移行した際に、以前のPCで使っていたディスプレイをそのまま流用していました。iMacは27インチで、解像度がWQHD(2560×1440)のため、あの環境に慣れてしまうとフルHDの狭さに驚きを隠せなくなります。ひとまずは我慢して使っていましたが、古いディスプレイのため液晶が暗い、使っていると目が疲れる、色味が合っているのかワカラナイなどに悩んでいました。いろいろ並べてますけど、結局はフルHDの狭さに我慢がならなくなってしまいました。ぶっちゃけると、これが一番の理由です。
知人に相談したところ、「4KいっちゃいなYO」っていう助言をもらいました。
確かに値段も手頃(やすければ3万とか)ですし、正直に言うと下のディスプレイなんて今回買ったディスプレイよりやすいです。4K、IPSパネル、LED、フリッカーセーフでこの値段は手頃すぎると言えるでしょう。

4Kじゃダメな理由
条件
ただ私の場合、ただ単に広さを求めているわけではなく
- WQHDの広さが好きなこと
- ゲームもやるが4Kでプレイできるほどの環境はないこと
- sRGB99%保証が最低として欲しい
という条件がありました。
ゲームの解像度
特にゲームに至っては、4Kで快適にプレイできる性能はないですし、といってもディスプレイのネイティブ解像度でプレイしたいという希望があったのでいろいろ考えた結果WQHDが性能において無難にプレイできる限界とみました。
趣味だが現像にも使う
sRGB99%がどうしても欲しいというのは、趣味で写真の現像をしているからです。現在はMacBook ProやiMacで現像していますが、さすがにそろそろ現像環境もWindowsマシンに移行したいと思っていました。仕事などではないので99%あれば問題ないかと思いましたが…ダメですかね。
最初は違う製品が候補に挙がった
いろいろ見ていましたが、最初は同じDELLの「P2416D」というディスプレイを考えていました。WQHDでsRGB99%保証で最安値「33,264円」という激安さ。
「P2416D」仕様詳細
ディスプレイ
色:ブラック対角表示サイズ:60.33 cm(23.75インチ)アスペクト比:ワイドスクリーン(16:9)パネルタイプ、スクリーン:IPS方式、アンチグレア最適解像度:2,560 x 1,440(60Hz)プリセット表示領域(水平 x 垂直):156131.9975平方ミリメートル(242.03平方インチ)コントラスト比:1,000:1(標準)200万:1(DCR)輝度:300 cd/m2 (標準)応答時間:8ミリ秒(標準) 6ミリ秒(高速モード) GTG視野角:178 °(垂直)/178 °(水平)調整機能:上下/左右の角度調整、モニタの回転(ピボット)機能、高さ調整カラーサポート:1,670万色ピクセルピッチ:0.205 mm x 0.205 mmバックライトテクノロジー:LEDライトバーシステムディスプレイタイプ:ワイドスクリーンパネルディスプレイディスプレイスクリーンコーティング:アンチグレア、3 Hハードコーティング音声出力:なし接続ポート
- DP 1.2
- HDMI 1.4
- VGA
- USB 2.0 x 4
ただちょっと調べてみるとベゼルなどが細くなって1インチ大きくかっこよくなっているバージョン「U2515H」があることに気づきました。
性能差は輝度が向上した、USBハブが3.0になっている、ベゼルが細いなどを除いて全くといって良いほど差がないのですが、せっかくなので新しい製品である「U2515H」にしました。
「U2515H」仕様詳細
ディスプレイ
対角表示サイズ:63.44 cm25インチ(25インチの表示可能画像サイズ)アスペクト比:ワイドスクリーン(16:9)パネルタイプ、スクリーン:IPS(横電界スイッチング)方式、アンチグレア、3Hハードコーティング処理最適解像度:2,560 x 1,440(60 Hzの場合)コントラスト比:1,000:1(標準) ダイナミックコントラスト比: 200万:1(最大)輝度:350 cd/m2 (標準) 50 cd/m2 (最小)応答時間:8ミリ秒(GTG)通常モード6ミリ秒(GTG)FASTモード視野角:178 °(垂直)/178 °(水平)調整機能:高さ調節可能なスタンド、前後左右の角度調節、ピボット機能(時計回り/反時計回り)、ケーブル管理機能を装備カラーサポート:色域(標準): 91 %(CIE 1976)、sRGBカバー率99 %(平均Delta Eは<3) 1,678万色ピクセルピッチ:0.216 mm(DPI: 117)バックライトテクノロジー:LEDディスプレイタイプ:ワイドスクリーンフラットパネルディスプレイディスプレイスクリーンコーティング:アンチグレアおよび3Hハードコーティング処理音声出力:デル製スピーカバーAC511(オプション)接続ポート
- HDMI(MHL)コネクタ x 2
- Mini DisplayPort x 1
- DisplayPort(バージョン1.2) x 1
- DisplayPort(出力)(MST) x 1
- 音声ライン(出力)(スピーカ接続用) x 1
- USB 3.0ポート – ダウンストリーム x 5(背面に4ポート、1ポートはバッテリ充電に対応)
- USB 3.0ポート – アップストリーム x 1
保証制度もバッチリ
DELLのディスプレイには3年間のハードウェア限定保証と、プレミアムパネル保証がついています。ハードウェア限定保証は、通常どのディスプレイにもついている保証に加えて良品先出しサービスというものもついています。
プレミアムパネル保証は、画面にひとつでもドット抜けが見つかった場合は上記のハードウェア限定保証期間内であれば無償で代替品に交換してくれるというもの。大半はドット抜けは3つ以上ないとダメ、という条件なのでこれは嬉しいですね。
「U2515H」を買った。
ヨドバシ.comにて42,640円(2017/06/20時点)で購入。
早速開けていきます。
カラーで綺麗な外箱です。捨てるのが惜しい。
開けてみるとこんなかんじ。この段階でまさか製品を取り出すのに苦労することになるとは思いませんでした。
各種接続ケーブル類。DisplayPortケーブルも付属しているのですが、「mini DisplayPort – DisplayPortケーブル」なので主にMacやSurfaceに接続するために使えるでしょう。なお、ディスプレイ自体にもmini DisplayPort端子がついているので、DisplayPortのGPUなどに接続する場合でもこのケーブルで事足りると思います。
このディスプレイは出荷時のデフォルトカラー設定が、工場でキャリブレーションされたものになっているので、ディスプレイのカラーキャリブレーションレポートも入っています。
背面の端子部分に付けられるカバーです。
取扱説明書やドライバCDなど。
もちろん電源ケーブルも入っています。
台座はこんな感じ。ピボットにも対応しているのでこれだけで縦画面なんかも余裕です。
ディスプレイ
ディスプレイ本体を取り出してみました。(取り出すのに苦労した)
接続した際にディスプレイ解像度を2560×1440にするように注意書きがなされています。
本体を見てみる
外観
接続してみたらこんな感じ。スタンドがピボット対応・高さ調節が自由にできる点で机の下にもかなり余裕を作れるようになっています。
VESAマウンタも対応しているのでアーム固定なども可能です。
ボタン
ボタン類は静電容量式のタッチボタンになっています。「押す」という感覚はないですが、タッチしてるだけでちょっとワクワクします。
ベゼルが細い
「ベゼルレス」まではいきませんが、ベゼルが非常に細いのが嬉しいです。これのために今回こちらを選んだようなもの。ベゼルが細いというのは見た目の良さにも加えてコンテンツに集中しやすいというのもメリットのようですね。
IPSパネルで視野角も広い
これはIPSパネルの醍醐味とも言えるのですが、視野角が非常に広いです。縦もそうですが、横からでもほぼ一定の色味を保ったまま見られるのが特徴。横から見たりなどはほとんどないですが、ちょっと横から見ることになってもしっかりと画面を視認できるのは嬉しいっていうか良いことですね。
フルHDと比較
それでは、広く普及しているフルHDとどれだけ画面のスペースに差ができるのかを見ていきたいと思います。
こちらが今までのフルHDの画面です。これでも十分広いように見えるのですが
こちらがWQHDの画面。中央にある横長バナーよりもさらに下が多く見えているのが分かります。
さらにタスクバーもめちゃ長に。WQHDでこれなのに4Kだと一体どうなるのか…。
ちなみにWQHDだとこんな風にTwitchで配信をある程度の大きさで視聴しながら、ブログの更新もできちゃいます。(いつもこのスタイルで更新)
まとめ
ようやくWindowsマシンにもWQHD環境を導入できたのでまずはほっと一安心です。やはりこの広さを使ってしまうとフルHD環境には戻れません。今回手にしたタイプはドット抜けはひとつもありませんでしたが、もし万が一あった場合に1つでも交換をしてもらえるというのは私のような神経質には嬉しいことです。マシン自体が4Kにも耐えうる性能のスペックにできた時点で4Kに移行しようと思っていますが、まずは現在のスペックで快適に使えるWQHDで待機しようと思います。