超爆速SSD「FireCuda 520」でRAIDを組んだりいろいろ試してみた。ただし、PCIeのリビジョンに注意

超爆速SSD「FireCuda 520」でRAIDを組んだりいろいろ試してみた。ただし、PCIeのリビジョンに注意
2021/08/23
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こんにちは、風船(@fusen_niconico)です。
Seagate様の「Seagate SSD もらエール・キャンペーン」に当選し、FireCuda 520というM.2 SSDをレビューさせて頂ける事となりました!
今回のレビューでは

  1. 製品について
  2. 製品開封と取り付け
  3. スピードテスト
  4. NVM.e SSD RAIDを構築してスピードテスト

の4点を行い、いろいろと気づきがありましたのでその内容を共有したいと思います。

FireCuda 520とは?

まずは、FireCuda 520という製品についてご紹介します。 FireCuda 520は

  • Gen4の1TB M.2 SSD
  • シーケンシャルリード最大5000MB/sを誇る圧倒的性能
  • いざという時のデータ復旧サービスつき
  • 5年間の長期保証

という特徴をもっています。

ちなみに、現状Gen3のNVM.eをZ170世代のマシンにつけて使用していますが、そちらでスピードテストをすると以下の通りです。
Gen3でも十分高速ではありますが、Gen4でまたまた速度がパワーアップしている訳ですね。恐ろしや…。

実際の性能は取り付け後に見ていくので、早速このモンスターSSDを取り付けていきます。

開封しちゃいます

取り付けするため、開封しながらいろいろみていきたいとおもいます。
これが化粧箱です。ドラゴンが描かれたいかにもゲーミング向けという雰囲気を醸し出しています。かっけ。

裏面です。日本語は見受けられません。

FireCuda 520の商品画像と、主な特徴が書かれています。

容量は1TBで、最大シーケンシャルリードは5000MB/s、ライトについては4400MB/sまで出るようです。

保証が比較的長めの5年保証。こういった製品の部類では、なかなかがんばっているほうではないでしょうか。

中身を取り出してみるとこんな感じ。

パカッと開けると保証関連の書類が出てきます。

「壊してもうた、ほんまにすまん」と言わんばかりのワンちゃんが載っているデータ復旧サービスの案内が出てきます。

製品保証については、しっかりと日本語がありました。

こちらが本体です。なにやら凹凸型のカバーがついています。

パカァ…とすると製品が取り出せるようになりました。

ストレージ系でよく使われている銀色のやつで梱包されています。

こちらが本体です。見た目は広く一般的なNVM.e SSDと言った感じです。ヒートシンク等はついていないため、やや発熱が心配なところではあります。

裏面です。

本体を取り付けていく!

早速取り付けていきます。
今回は、最近購入した割と最新のメーカー製のゲーミングPCに取り付けてみます。

本体カバーを取り外し…。

「SSD2」と書かれた、2つめのNVM.e SSDスロットに挿します。

カバーを取り外し…。

端子に差し込んで…。

ネジ止めして完成!今回、ヒートシンクはつけていない素の状態で使用してみます。

スピードテスト!

今回は、以下のマシンを使用してスピードテストを実施してみました。
スペックとしては、わりかし新しいと思います。
尚、室温は26℃です。

CPU

Intel Core i7 10700KF(簡易水冷)

メモリ

DDR-3200MHz 32GB

GPU

NVIDIA GeForce RTX 3080

NVM.e SSD1

Western Digital WD Black 1TB

OS

Windows 10 Pro 64Bit

計測ソフトウェア

CrystalDisk Mark 8.0.4 x64

実際にスピードテストしてみた結果が以下の通りです。

読込み

(MB/s)

SEQ1MQ8

SEQ1MQ1

RND4KQ32

RND4KQ1

1回目

3395

1534.09

479.56

46.33

2回目

3396.7

1556.07

443.72

45.83

3回目

3440.94

1617.94

472.54

46.2

4回目

3414.36

1539.06

502.91

46.42

5回目

3434.68

1550.86

462.49

46.51

平均

3416.336

1559.604

472.244

46.258

書込み

(MB/s)

SEQ1MQ8

SEQ1MQ1

RND4KQ32

RND4KQ1

1回目

3341.31

2856.38

344.59

127.23

2回目

3344.4

2834.94

345

116.4

3回目

3345.23

2858.27

346.1

118.7

4回目

3341.44

2858.26

346.07

120.42

5回目

3345.12

2858.22

346.78

116.39

平均

3343.5

2853.214

345.708

119.828

アイドル時と、スピードテスト実施時に目視とはなりますが、温度計測をしてみたところ、以下のようになりました。(室温26℃)
ヒートシンクをつけていない状態でしたが、温度上昇がこの程度に抑えられるのであれば性能低下もほぼ起きないのではないでしょうか。

アイドル時

38℃

スピードテスト実施時

48℃~51℃

あれ?思ったよりも速度が出ない…という結果に。
そこでいろいろ調べてみました。

PCI Expressのリビジョンに気をつけよう!

以下がPCI Expressのリビジョンとレーン数毎の転送速度を表にしたものです。
特にNVM.eのSSDにおいては、項番1と3を指します。

項番

PCI Expressのリビジョン

レーン数

転送速度

1

PCI Express 3.0

x4

4GB/s(4000MB/s)

2

x8

8GB/s(8000MB/s)

3

PCI Express 4.0

x4

8GB/s(8000MB/s)

今回のFireCuda 520という製品は、冒頭でもご紹介したとおり、Gen 4のSSDとなります。このGen 4というのは、PCIe 4.0世代のNVM.e SSDであるということを意味します。
上記の表でいうと、項番3にあたります。単純計算で8000MB/sの転送速度が実現できるので、FireCuda 520のパワーをフルに発揮できるということですね。

現状でPCIeのリビジョンが4.0なのはAMD、IntelではRocket Lake世代以上に限られるようです。Rocket Lake=第11世代のIntel Coreシリーズであれば、FireCuda 520のパワーをフルに発揮させることができると思われます。

いやしかし待てよ…。NVM.e同士のRAID 0を組めば、Gen4レベルの高速化を見込めるのでは…?というSATA時代はRAID 0でシーケンシャルが2倍になっていた浅はかな考えから早速RAID 0を組んでみました!

Intel製チップセットでもNVM.eのRAIDは組めるんだ!

NVM.e SSDのRAIDといえば、なんとなくAMD製でなければいけない印象だったのですが、Intel製でもイケるみたいです。
というわけで、RAID 0を組んでみようと思います。

以下が今回使用したマシンでの流れです。
まず、PCのUEFIメニューを開き、UEFI HII構成を開きます。

Intel Rapid Storage Technologyの中の「Create RAID Volume」をクリックします。

RAIDボリュームの作成画面が開くので

  • Name
  • RAID Level
  • Disk
  • Strip Size
  • Capacity

を入力して「Create Volume」をクリックします。

無事にRAIDボリュームが出来上がりました。

この時点で、リカバリー領域を含む既存のSSDのパーティション等は全て消去され、なくなっているので、予め作成しておいた回復ドライブからWindowsをインストールし直します。

そして、RAID状態で計測した結果が以下の通り…。

アバター
ふうせん
なんでや!!!

同じGen4同士のRAID 0ではあるのですが、思いのほか速度が出ませんでした。

いろいろ調べてみたよ

これについていろいろ調べてみたところ、NVM.eが使用できるPCIeの帯域が不足していて結局SSD1本分の速度しか出ていないという説がありました。

さらに言うと、やはり先ほど述べたIntelの現状出ているチップセットで使用すると、どうあがいてもPCIe 3.0×4となってしまい、Gen4の性能をフルに引き出せないという件も出てきました。
Intel環境でGen4のSSDの性能をフルに発揮させるには、PCIeスロットに挿すタイプのNVM.e拡張カードを使用すれば良いとのことでしたが、今回のレビュー期間ではそのカードを入手できず、検証は断念…。

例として、StarTech.comから出ている「PCI Express 3.0接続 M.2 SSD対応インターフェースカード」

せっかくなので、そのカードを入手でき次第、改めて検証してみようと思います。

なお、同じIntel製のCPUやチップセットでも、しっかりとRAID 0らしい速度が出ている結果も見受けられたので、正直どう言う原理なのかよく分かっていません…。

PS5で使えそうな増設カードですよね

今回のレビュー期間では実現しませんでしたが、性能的に間違いなくPS5で使用可能な外部ストレージになると思うので、レビュー期間外での検証となりますが、今後PS5に搭載してみた使用感等も記事にしたいと思っています。

最後に

ということで、今回の期間内でのレビューは以上となります。

まさかのGen4の性能をフルに活かすにはAMD環境でなければいけないとは…、完全に下調べ不足です。ただ打開策はあるようなので一安心でしょうか。なんとしてもこの製品の性能をフルに発揮させたいので、もう一踏ん張りしてみようとおもいます!

購入はこちら!

今回ご紹介したSeagateの「FireCuda 520」は以下よりご購入頂けます。
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