こんにちは、風船（@fusen_niconico）です。
Windows 11に内蔵されているスマホ連携リンクアプリが、限定的かつプレビューですが、iPhoneに対応したとMicrosoftが発表（リンク先英語）しました。まずは、Windows Insider Programのインサイダーチャネルの少数のユーザーから試験的に提供されます。
対応する連携機能
iPhoneと連携すると使用可能になる機能は以下の通りです。
- 通話
- メッセージの確認、返信(iMessageも限定ながら対応)
- 連絡先の確認
- システム通知の確認
以上、4機能とのことです。特に、2つ目と4つ目は、後述する使い方で有り難い方が非常に多いのではないでしょうか。
なお、現時点ではプレビュー版なので次の事はできないそうです。
- グループメッセージへの返信
- メッセージでのメディアの送信
iMessageのグループメッセージ等が該当しそうです。
Windowsと連携できるといいこと
WindowsとiPhoneが連携できると良いことを考えてみると、次の事が挙げられます。
- MacとiPhoneという組合せでなくても、柔軟に使える
- iPhoneで受信したSMS認証のコードを直接コピーしてWindows上で貼り付けできる
- iPhoneに届いたアプリや通話の通知を、Windowsのシステム通知として受け取れる
- WindowsからiMessageが使える（限定的ながら）
という、MacとiPhoneで当たり前のように実現していた事がWindowsでも限定的ながら実現できるという事になります。
これはいいですね。
ちなみにですが、WindowsとAndroidという現時点でも利用可能な組み合わせだと、これらは当たり前のようにできる上に、対応機種ならAndroidアプリをさながらWindowsで実行しているかのように画面に表示することも可能です。
実際の動作ってどんな感じなんだろう
実際の動作が、Microsoftの発表ブログに掲載されていたので見てみます。
Windows 11のスマホ連携リンクアプリを起動します。
これまでのAndroidに加えて、新たに[iPhone]という選択肢が増えているのが確認できます。
[iPhone]を選択し、PCとiPhoneのペアリングを行います。
デバイスとのペアリングを済ませ、Bluetoothの設定→ペアリングしたPC名から次の追加設定を行います。
- 「システム通知を共有」をONにする
- 「通知を表示」をONにする
- 「連絡先を同期」をONにする
これで、必要な設定は完了です。
プレビュー版の画面を見てみると、左から、「通知」、「メッセージ」と「通話」、メッセージのメイン画面が確認できます。
通知においては、iPhoneのシステム通知が確認できるようになっています。
メッセージは基本的ながら、単一の受信者に対して返信が可能なようなのでありがたいですね。
通話ボタンがどのような挙動になるのか発表でも詳しく出ていないので不明ですが、通話ボタンを押すと、PC上で通話できる方法ではなく、iPhone側で通話するような形になるのではないかと予想しています。
いつかは、MacのようにシームレスにPC上で通話ができるようになりそうですが。
個人的にiMessageとSMS認証がラクにできるようになるのが嬉しい
個人的な意見ですが、WindowsとiPhoneの組み合わせで何が嫌かというと、iMessageの確認ができない、SMS認証のコードをすぐにWindowsに貼り付けできないという点です。
限定的ながらも、iMessageも使えて、さらにSMSも使えるようになるとのことで、これはWindowsとiPhoneという組み合わせでの使い勝手が上がりそうです。
公開日の予想はいつものスクリーンショットの日付か…？
先ほどのスクリーンショットをよく見ると、「2023年4月27日 11:11」と未来の日付になっているのが分かります。
この日が公開日となるのでしょうか…？楽しみですね。
