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こんにちは、風船(@fusen_niconico)です。
2021年10月、M1 Pro搭載のMacBook Pro 16インチを購入して、贅沢に持ち出し用兼作業用マシンとして使っています。
そしてつい最近、RTX 3080搭載のゲーミングPCをフル活用するために4K@144Hzという贅沢すぎるゲーミングディスプレイをこれまた購入。
ある意味散財ですね。いえ、しっかりと使うものなので散財とは言わないかもですね。
1 実は高リフレッシュレートディスプレイを何台か所有してます
ということで、我が家のディスプレイ事情は以下の通りとなってます。
1台はテレビなのでディスプレイとは言えないかもしれませんが…。
ディスプレイ | 解像度 | リフレッシュレート |
MacBook Pro | 3456×2234 | 120Hz(可変) |
LG製有機ELテレビ | 3840×2160 | 120Hz(可変) |
DELL製ゲーミングディスプレイ | 3840×2160 | 144Hz(ある意味可変) |
さて、MacBook ProのProMotionディスプレイもあり、120Hzの有機ELテレビもあり、さらには4K@144Hzのゲーミングディスプレイも手元にあるわけです。(もっと言えばiPhone 13 Pro Max、iPad Proも使っているのでマジでどれを使ってもぬるぬる環境です)
ここまで来ると、どのディスプレイを使ってもぬるぬるで作業が出来てしまうわけなのです。
というわけで、手持ちのMacBook ProにはHDMIポートが搭載されているので、そこにウルトラハイスピード対応のHDMIケーブルを挿せば簡単に高リフレッシュレート環境が出来上がってしまうのでは!?と知恵が働くわけです。
ところがそう簡単にはいかないんですね。
2 思わぬ落とし穴、M1系MacBook ProのHDMIポートは4Kだと60Hzまで!
実は、2021年版のMacBook Proに搭載されているHDMIポートは、HDMI 2.0なんです。
4K@120Hzに対応しているのは、HDMI 2.1なので実際は4K@60Hzまでしか出せません。
なので、HDMIポート経由で接続すると4K@60Hzまでしか選べないのです。
ご安心ください。実は、USB Type-Cポートを経由して出力させれば高リフレッシュレートディスプレイが使えるそうです。
というわけで以下のケーブルを買ってみました。
ご購入はこちら!
Type-C to DisplayPortのケーブルです。
これを使うと4K@120Hzまたは144Hzで出せるらしい。
注文したら翌日には届きました。
これをMacBook ProのUSB Type-C端子に接続して、ディスプレイのDisplayPort端子に接続します。
3 144Hzで出力できた!
商品のレビュー欄に、既にできましたっていう報告が上がっていたので当然ながら簡単にできました。
しかもよく見ると「可変」という項目があります。
これは、ディスプレイがVRR(可変リフレッシュレート)に対応していると選べるようですね。
選べない場合はディスプレイの設定でFreeSync等の項目が有効になっているか確認してみてください。
余談ですが、VRRはAMD FreeSyncがベースとなっている技術らしいので、G-Syncのみ対応ではもしかしたらできないかもしれません。
ところで、今使っているゲーミングディスプレイはDisplayPort端子が1個しかありません。
なので、普段ゲームで使っているゲーミングPCもDisplayPortで接続しているので、Macを使おうと思ったらその都度ケーブルごと差し替えなければいけません。
これはスマートではないですね。
そこで、HDMIでディスプレイに入力できれば、そういった手間がなくなると考えました。
4 HDMIだと120Hzになるけど、Macで144Hz必要だろうか
よくよく考えたのですが、ゲームに使用するなら高リフレッシュレートであればあるほど良いので、144Hzほしいですが作業でしか使用しないマシンでそこまでのリフレッシュレートは必要なのか?という疑問が出てきました。
120Hzでもいい、と妥協できればType-C to HDMI 2.1ケーブルで、HDMI経由で4K@120Hz出力で使用できるわけです。
個人的に、Macでゲームはしないので120Hzで良いじゃんと言うことになりました。ProMotionが120Hzですし、むしろそれと同じリフレッシュレートで使えるようになるとプラスに考えることにしました。
前述したHDMIポートからでは4K@60Hzの制限がある事は調べて知っていた事なので、「じゃあ、HDMIポートを使わずType-Cに変換してつなげば解決では!?」と浅はかな知識から推測した行動に出ます。
5 まーたケーブル買い直した
というわけで、またケーブルを買いました。
ご購入はこちら!
こちらのケーブルで4K@144Hz出力するには、M2シリーズ以降のMacが必要です!
購入したときは10%クーポンが適用されたので、3600円ぐらいでした。
これで4K@120Hzで出力できるし、ディスプレイ側はHDMIポートを使うのでDisplayPortを温存してゲーミングPC専用にできるようになりました!
と、喜んだのもつかの間でした。
なんと、Type-C to HDMIケーブルだと、HDMI 2.1対応のケーブルであるにもかかわらず、144Hzが選べないのです。
いろいろ調べてみた結果、MacのType-Cからの映像出力は少し特殊で
- Type-C to DPだと、DisplayPort 1.4に対応しているので、4K@144Hzの出力が可能。
- Type-C to HDMIだと、HDMI 2.0までしか対応していないので4K@60Hzの出力が可能。
つまり、MacのHDMI自体がHDMI 2.0なので、Type-Cで変換しても出力ができないんですね。
やってしまった…。
6 現状、Macで高リフレッシュレートディスプレイはType-C to DPケーブルが最強
ということで、2つのケーブルを使用して検証を進めてみましたが、現状、Macで高リフレッシュレートディスプレイを使用する場合は、Type-C to DPケーブルを使う必要があることが分かりました。
次期Macは、HDMI 2.1に対応してほしいですね。
以上、Macで高リフレッシュレートディスプレイを使う方法と注意喚起でした!
最終的に、Type-C to DPケーブルを使用して、ディスプレイ側に切替器を導入することで全て解決しました!
その内容を記事にしましたので、続きを是非ご覧下さい↓
MacBook proは外部モニターに繋いでも60hzしか出せないと書いてあるんですが本当に144hzに変わりましたか?
ヌルヌル感がありますか?
pay様、コメントありがとうございます。
私が使用しているM1 Pro搭載のMacBook Proでは、記事内でもご紹介しているUSB-CからDisplayPortで接続するケーブルにて144Hzにて出力できることを確認しています。
目視レベルですが、実際にマウスカーソルやウィンドウ移動の残像が減っている事を確認しています。
ありがとうございます